2024年2月16日

works 167


 陶芸家・伊集院真理子 作品撮り
  パブリシティ用・銀座三越+新宿伊勢丹 作陶展DM


 陶芸家・伊集院真理子 作品撮り
  パブリシティ用・銀座三越+新宿伊勢丹 作陶展DM




一本の電話から始まる。

良く通る声の主は、伊集院さん
ちょっと急ぎで、展覧会DMを作りたしという旨。
同時に、シッカリ作品を写真に残してみたいと。
長い作家生活の中で、意外にも本格的な撮影は少なく、
今まで周りの方々が日常的に撮っていたものを、適宜使ってきたという。

丁度一年前、初めてお会いした時から、
伊集院さんのエネルギーは圧倒的だったけれど、
(そのときのコト
再会も台風の如く(笑)、どーんとやってきました。

任せてください、と大見得を切ったものの、
部屋中に並べられた極彩の作品&作品。
その数100点以上・・・!
こりゃ、試されるな・・・。
・・・さて。
単体でキッチリ見せるものと、集合で多様性を見せるもの。
一作一作、ワクをはみ出さんばかりの勢い。
なおかつそれが縦横無尽にあるとなると・・・!
ガチンコ勝負、相成る。

工房スタッフ皆さんと、テーブルを囲んで頂くランチ。
パワフルで行き届いたおもてなしが嬉しい。
そんな情景もファインダーに収めつつ、
終日、食と器に包まれた正に字義通りのセッション。

後日、銀座で作陶展に伺い、
コッソリ作った抄録アルバムを、お贈り。
最後のご本人ポートレートは、
初取材時の記念すべき、"未掲載"バージョン。




作り手さんからのご依頼。
創造のやりとりを交わしながら写真が立ち上がる様は、
共有できる空気と一緒で、これこそ幸せな仕事なんだ。

伊集院さんがボクの名刺を、
よく見えるところにペタッと貼ってくれていたっていうハナシに、
同じ作り手として言外の信を頂いたようで、嬉しくなりました。