2018年6月26日

works 99


 Heart Station 2018・春


 私家版「Heart Station 2018・春」 写真+装丁デザイン



若い緑が眩しい、卯月の頃。
とあるご家族のお話を受け、
時を捉えにと、東海道を下る。
穏やかな週末。

おわりとはじまりが交錯する、新緑のハニカミをレンズ越しに。

エディトリアルの撮影に慣れきった感覚とは、なにか、
違うところを刺激されながら、静かにシャッターを切る。
ジョアン・ジルベルトの、
「ささやくように歌うのは、会話をしているように歌いたいから」
との言を、想う。

闇に向かって、投げるボールは、
永遠に見失ってしまうものも多かれど、
互いに顔を見合わせ、放った球は、
大きな眼差しと共に、確実に、返ってくる。

10年後、20年後、その先と、
頁を見返したとき、
この球は、どんなふうに見えてくるのだろう?

ご家族に、幸多かれ。

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