2015年4月5日

ロックが単なる娯楽だとしても




東名道にて。


サービスエリアで、ソフトクリーム食べたくなるのは、
どうしてだろう。
(前にも書いたな・・・。)



久しぶりに、音楽の話。

配信っての苦手というか、未だCDでしか買わない。
おっさん、オールドスクールなもんで。
許セ若者ヨ。

ちかごろの、50年前音源叩き売りの体、
凄いもんで、
2in1とかBOXセットとか、ついつい大人買い。
そのおかげで、知らなかったお宝、見つかる見つかる。

ダイナ・ワシントンも、
クリフォード・ブラウンと演ったアルバム位しか、聴いていなかった。
基本的に、オーケストレーションバリバリの厚いオケ、苦手なもんで。
ポールが「let it be」のアレンジ否定したのも、よくわかる派。

そう、ダイナ・ワシントン。
彼女の、躍動感たっぷりの太陽っぷりといったら。
だいたい、ジャズやブルースの歌手は、
圧倒的に、夜っぽい声の持ち主が多いんだけど、
彼女は、実に日向っぽい声とビブラートなんだよなあ。
好きなヴォーカリストに、黒人女性が圧倒的に多い自分としても、
陰鬱な曲も、前を向いて歌い倒すアゲアゲ姐さん、
シャウトを内包した、直截な歌い回しに、
コッチの気持ちも、晴れわたるぜ。


ダイナ・ワシントンによる、ベシー・スミス持ち歌カバー曲集。
1958年にしては、かなりコンセプチュアルな恰好で、
オケのアレンジが、とにかく最高。
ホーンの、特に金管系の音の入れ方が抜群に良くて、
ドラムなのか、パーカッションなのか、
タッカタッカと、洗濯板叩くような音色のチョイスといい、
(これ、マックス・ローチのアイデアなのかな)
泣ける位カッコ良すぎて、
もっぱら、ドライブのお供。

ときて、昨年末からドライブお供度No.1の兄さん。


ディアンジェロ。
年の瀬迫るころ、Amazonで偶然、新譜予約受付中を発見。
一瞬、目を疑った。
CD予約で買うの、何年ぶりだろう?
前作「Voodoo」は、多少 hiphop的ドンシャリ感があったけど、
このアルバム、生っぽさがさらに押し進められて、
やたらとギター弾きまくり。
デュプリーかよって感じで、オブリまくりは最高として、
プリンス又はアイズレーなファズは、どうよ(笑)。
いやあでも、ここまで軸足ハッキリしているとは。
全く裏切られず、先鋭化しつつ、
音像は、一瞬サザンソウルみたいに、聴こえたり。
ものすごく安い言い方だけど、
かつてのゴダール映画のように、粋な前衛。
ピノ氏のベースがファットに録れてて、気持ちいい。


Voodooのころは(15年前)、まだPV撮ってた自分。
懐かしの記憶です。