「和樂」2019年 6・7月号 表紙写真担当
初参加「和樂」。表紙の栄に。
仕事とタイミング。
その中には、色んなディティールの、色んな機会ってのが存在すると思うけれど、
最上の、タイミングをいただく。
持参したブック。
このご時世、サラッとめくって、ほなサイナラ間々あるなか、
編集長橋本さんは、お会いするなり、
じっくりと一枚一枚、真っ直ぐに見てくださる。
写真のこと、印刷のこと、とてもいい話を交わすことができた。
持てる力をフル稼動、シッカリ撮って応えたい。
福岡筑豊、周遊旅。
まだ寒さ残る、雨の令月。
火の入った、横山さんの窯を前にして、
顔は灼熱、足元は地の冷気。
気化した油を煽るように、炎と対峙する。
繊細な動きの中に、ミュートを吹くマイルスのような、格闘の痕跡。
硝子の粒が光を集め、透かした窓辺に、綺麗な影を描く。
outtake:横山秀樹硝子工房にて。