2019年5月12日

works 119


photographer daisuke nakajima tsubakuro
 「和樂」2019年 6・7月号 表紙写真担当


photographer daisuke nakajima tsubakuro


初参加「和樂」。表紙の栄に。

仕事とタイミング。
その中には、色んなディティールの、色んな機会ってのが存在すると思うけれど、
最上の、タイミングをいただく。

持参したブック。
このご時世、サラッとめくって、ほなサイナラ間々あるなか、
編集長橋本さんは、お会いするなり、
じっくりと一枚一枚、真っ直ぐに見てくださる。
写真のこと、印刷のこと、とてもいい話を交わすことができた。
持てる力をフル稼動、シッカリ撮って応えたい。

福岡筑豊、周遊旅。
まだ寒さ残る、雨の令月。
火の入った、横山さんの窯を前にして、
顔は灼熱、足元は地の冷気。
気化した油を煽るように、炎と対峙する。
繊細な動きの中に、ミュートを吹くマイルスのような、格闘の痕跡。
硝子の粒が光を集め、透かした窓辺に、綺麗な影を描く。


outtake:横山秀樹硝子工房にて。