2013年7月21日

How does it feel


 午刻のどか


 梅島あたり


撮影終わり、 しばし歩く。
ピンとくる人もいるんじゃないかな。
北野武氏の地。

川を越えて行くってどんな気分だろう。
境を越えて行くってどんな気分だろう。

周縁で育まれ、
夜汽車に乗ってやってくるのか。
環七を走らせつつ、
「究極ベスト/サンボマスター」

最近、邦楽聴いてみると、
自分の少しだけ下の世代の人たち、良いんだな。
その中の一つ、サンボマスター。
こういう上京感、無くなりつつある胸に迫る感覚。
近くて遠い。

たとえば、
70年代の Curtis Mayfield のタイトな甘美さと、
70年代の Bruce Springsteen の疾走感。
日活からにっかつに到るあいだの、
70年代後半の邦画群、失われた恋人たち。
ないまぜに、グワアアンと提示してみせてくれるよう。

コードの進みがなんだか黒い、走る7th系。
飛び込んでくる言葉の断片。
音楽はやっぱり、どう「鳴らすか」なんだ。
声は、生理的な感覚だから、
バンドサウンドが良くても、聴けない音楽ってのが存在する。
一方、山口氏のボーカルはこれ、センスだな。安心。


 

再び、境をくぐり抜ける。